通説: 「連敗したら賭け金を倍にしていけば、1回勝てば負け分を取り戻せる」というマーチンゲール系の資金管理は、BO系の情報でよく紹介されます。「連敗が続いても最後の1勝で回収できる」という説明は直感的に魅力があります。
検証してみたこと
同じ最大ドローダウン(資金の落ち込み具合)になるよう賭け金を揃えたうえで、固定ベット(常に同じ金額)と、複数のマーチンゲール系手法(1段マーチン、1-3-2-6のようなグッドマン系)を、実際のシグナル履歴に対して比較しました。
検証結果: 固定ベットが、比較したすべての段階的な賭け方に勝りました。1段マーチンは「セットで見た勝率」こそ高く見えますが、賭け金1単位あたりの期待値で見ると固定ベットとほぼ同じです。グッドマン系(1-3-2-6など)は、同じリスク水準で比較すると固定ベットより明確に成績が劣りました。生の損益額だけを見るとマーチン系が大きく見えることがありますが、それは単に一度に多く賭けているだけで、効率(リスクあたりの利益)で見ると逆転します。
研究所の結論
「連敗が怖いから、負けた分を早く取り戻したい」という気持ちは自然ですが、それを賭け金の増額で解決しようとすると、平均的には損をします。連敗そのものは、賭け金を変えずに耐えるのが最も効率的です。取れる回数が少ないなら、1回あたりの賭け金を無理に上げるのではなく、資金全体の中で1回の比率を調整するほうが理にかなっています。
まだわかっていないこと: この比較は今回検証した勝率帯・ペイアウト帯での結果です。勝率が分岐点にごく近い場合や、非常に高い勝率の場合に同じ結論が成り立つかは、別途確認が必要です。また、資金が非常に少なく「そもそも1回の最低賭け金を満たせない」状況では、この結論の前提自体が崩れます。